動画/映像ファイルからの変換(応用編)

最終更新日:2004年08月20日

 

 RealEncoderの基本的な操作手順については、動画/映像ファイルからの変換(基礎編)をご覧ください。
 この応用編では、エンコードタイプをより詳細に設定するやり方を説明いたします。

 動画/映像ファイルは、基礎編と同様に自パソコン内部のものを使用するか、もしくは、フリー素材となるものをご使用ください。

  1. RealEncoderを起動。
    [RealEncoder5.1の環境設定][Advanced Mode]を選択している場合は、下の[Advanced Mode]画面が表示されます。
    Advanced Mode画面(ファイル選択)
      
    表示されない場合は、[Advanced Mode]に設定をしたあと、[File]メニューにある[New Session...]を選択することで上記画面が表示されます。
      
  2. [Input Source]エリアにある[File]ラジオボタンをチェックし、[Browse...]ボタンを押してRealVideoに変換する元ファイル(動画/映像ファイル:.avi)を指定します。
    (1.における画面)
      
  3. [Output]エリアにある[RealMedia File]ラジオボタンをチェックし、[Save As...]ボタンを押してRealVideoファイルの保存先とファイル名を指定します。
      
  4. 変換元のファイルと保存ファイル(RealVideoファイル)の指定が完了したら、[OK]ボタンを押してRealEncoderのメイン画面に戻ります。
      
                 ここまでは、基礎編と同様。
      
  5. メイン画面右下[Recording Templates][Settings...]ボタンを押す。
    [Recording Templates]−[Settings...]ボタン
      
  6. 次の[Template Settings]画面が現れます。
    ・ここでは、動画/映像のエンコードのため、[Audio]チェックボックス、[Video]チェックボックスともにチェックします。(音声が必要ないとき、[Audio]チェックははずします。)
    ・新しく追加するテンプレートとして[Template Name:]に好きな名前を入力。ここでは[Douga/Eizou Type A]
    ・データレートを選択。
     まず、[Total:]の項目を設定します。28.8Kbpsモデムをターゲットとするときは20Kbps前後、56Kbpsモデムをターゲットとするときは34Kbps前後の値を目安に設定。
     [Total:]で指定したデータレートのうち、音声/音楽として使用するレートを[Audio:]に設定。
     [Total:]から[Audio:]のデータレートを差し引いた値が、[Video:]のデータレートとなります。
     したがって、音声/音楽の音質に比重を置きたいときは[Audio:]の値を大きく、また、動画/映像の画質に比重を置きたいときは[Audio:]の値を小さくします。
    Template Settings1
        
  7. 映像に対するフレームレート(一秒あたりのコマ数)を指定します。([Template Settings]画面の下半分。)
    [Optimized Frame Rate]にチェックをしたときは、元動画/映像(.avi)の動きにあわせて自動的にフレームレートを調整されます。
    画質をあげたいときは[Sharpest Image]を選択しますが、カクカクした映像になります。
    また、なめらかな映像にしたいときは[Smoothest Motion]を選択します。このときは画質が落ちます。
    [Encoding Speed:]の項目は特に問題がなければ[Nomal Encoding]にしておきます。
    Template Settings3
      
    同様に[Fixed Frame Rate:]を選択したときは、フレームレートを指定できます。
    この値は一秒あたりのコマ数(Frame/Second)になりますので、下の設定では一秒間に2コマの映像になります。
    設定値を小さくするとスライド再生のようになりますが画質がよくなり、反対に大きくすると滑らかな映像になりますが画質は落ちます。
    うまく調整して妥当な値を決定してください。
    Template Settings4
      
  8. 指定の内容が決まったら[Save]ボタンを押して設定内容を保存します。
    [Template Name:]の名前、データレートを変えて複数の設定をしておくのも良いでしょう。
    [Close]ボタンを押し、[Template Settings]画面を閉じます。
      
  9. メイン画面に戻ると6.で設定した名前で[Recording Templates]の欄に追加されます。
    (追加される場所は一番先頭とは限りません。)
    Setting後
      
  10. 追加されたテンプレートを選択して、基礎編と同様に
    [Title:]=>題名、[Author:]=>作者、[Copyright:]=>著作権情報の入力を行います。
      
  11. [Recoding Controls]にある[Start]ボタンを押してエンコードを行います。
    変換開始、中止と再生開始
      
  12. 作成されたRealVideoファイルが再生できれば完了です。
    データレートをいろいろと変更して、お好みのものを選べば良いでしょう。

 

 

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