RealPix - Stream(RTSP & HTTP)!!

最終更新日:2004年08月20日

 

  1. RTSP配信とHTTP配信の違い

1.RTSP配信とHTTP配信の違い

 RealServerG2を使用しRTSPのプロトコルでRealPixのストリーム配信と通常のWebサーバーを使用しHTTPのプロトコルでRealPixのストリーム配信をした場合の違いを簡単に解説いたします。

 RTSPでのRealPixストリーム配信とHTTPでのRealPixストリーム配信における動作上の違いは、再生開始時に著しくあらわれます。

 RTSPの場合は、
SMILファイルへのアクセス => サーバーへの接続 => 画像ファイルの一時バッファリング => 再生開始(再生中も継続して画像ファイルのバッファリング)となり、再生開始までの時間が数秒となります。
(ただし、1枚目の画像サイズが大きいときや画像表示間隔が短い場合は、さらに伸びる可能性はあります。)
 HTTPの場合は、
SMILファイルへのアクセス => サーバーへの接続 => 全画像ファイルのダウンロード => 再生開始となり、再生開始までの時間はRealPixファイルに指定しているファイルサイズに大きく左右されます。

 赤字で記述した点が大きく異なります。これだけでは、わかり難いと思いますので数値を使って説明しまう。

 下にあるRealPixストリーム配信のサンプルを例にします。
サンプルでは、画像10枚を使用し合計135KBのファイルサイズになります。
 仮に28.8Kbpsのモデムを用い通信速度(転送速度)の平均が20Kbpsになるものとします。(インターネット上の負荷が大きくなるとISDN回線の場合でも、この程度になる可能性はあります)
 通信速度に単位を合わせるために、画像ファイルのサイズを「135KBx8bit=1080Kbit」としますと、1080Kbit/20Kbps=54sec(秒)になります。
すなわち、HTTPの場合はSMILファイルへアクセスしてから実際の再生開始まで54秒もかかるという訳です。
 回線状態が良く、56KbpsモデムやISDN回線を使って通信速度が40Kbps程度出る場合はその半分の27秒になることになります。
 (ただし、この計算は理論値ですので実際の再生開始時間と一致するとは限りません。)

 RealPixファイルで指定するファイルの合計サイズが20KB〜30KB程度であれば、5秒から10秒程度の待ち時間となるので、RTSPでもHTTPでもほとんど差はなくなります。
 うまく、使い分けると良いでしょう。
 ただし、RTSPではファイヤーウォール内では配信できない場合が多々あるので注意が必要です。

 

☆ サンプル ☆
RTSP配信:RealPix Stream(RTSP)
HTTP配信:RealPix Stream(HTTP)
1枚目の表示は再生6秒後、2〜10枚目はその後6秒間隔でフェードインします。
再生時間:65秒

 

 

トップページへ> <RealPixのトップへ

 

(C)Copyright 1998,2000 seagull's Home. All rights reserved