RealProducerG2の基本的な扱い方は、RealEncoderと同じです。操作方法が若干異なります。
RealAudioファイルを作成するにあたり、元ファイル(音楽/音声ファイル)を準備する必要があります。
RealProducerG2で変換可能なファイルは、Audio (.au) 、Waveform audio (.wav)
、Video for Windows (.avi) 、QuickTime for Windows (.mov、.qt)となります。ここではWaveform
audio (.wav)を使用します。
- RealProducerG2を起動。
[RealProducerG2の環境設定]で[Advanced
Mode]を選択している場合は、下の[Advanced Mode]画面が表示されます。
表示されない場合は、[Advanced Mode]に設定をしたあと、[File]メニューにある[New
Session...]を選択することで上記画面が表示されます。
- [Input Source]エリアにある[File]ラジオボタンをチェックし、[Browse...]ボタンを押してRealAudioに変換する元ファイル(音声/音楽ファイル:.wav)を指定します。
(1.における画面では、CD-ROMドライブにある音楽ファイルのwav形式で表示している)
- [Output]エリアにある[RealMedia File]ラジオボタンをチェックし、[Save
As...]ボタンを押してRealAudioファイルの保存先とファイル名を指定します。
(1.における画面では、C:ドライブのMy MusicフォルダにTrack03.rmで保存)
- 変換元のファイルと保存ファイル(RealAudioファイル)の指定が完了したら、[OK]ボタンを押してRealProducerG2のメイン画面に戻ります。
- 作成するRealAudioファイルの題名やエンコードタイプの設定を行います。
[Title:]=>題名、[Author:]=>作者、[Copyright:]=>著作権情報を入力。
- エンコード帯域の設定は[Target Audience]から選択します。
[28K Modem]、[56K Modem]や[Single ISDN]といった項目はモデムなどの通信速度を表わし、RealPlayerを用いて音楽/音声を聴取する側の環境に合わせた選択が必要になります。
ここでは、[28K Modem]を選択いたします。
(注意)
ISDN回線が普及してきたとは言え、まだ、33.6Kbpsモデムの使用比率は高い状態にありますので、28.8Kbpsモデムを対象にしたRealAudioファイルを作成することをお勧めいたします。
RealAudioファイルを置くサーバのディスク容量に余裕があるかたは、28.8Kbpsモデム用と56Kbpsモデム(兼ISDN)用の2種類のファイルを作成しても良いでしょう。
- 6.で指定したエンコード帯域における、音声/音楽の音質を[Audio Format:]から選択します。
Voice Only、Voice with...と項目がありますが、名称にとらわれずに実際に変換後の音質を聴き比べて決定することをお勧めいたします。
- 作成されるRealAudioファイルのタイプを指定します。指定は[File Type]で行いない、
[SureStream]の場合は、1つのファイル内に複数のエンコード帯域(6.で複数指定可)を含めることができ、再生中のネットワーク状態にあわせて転送帯域をダイナミックに変更します。
しかし、ダイナミックに帯域変更しながらクリップを配信する際にはRealServerG2が必要になります。
[Single Rate]の場合は、1つのファイル内に1つのエンコード帯域のみの指定になります。通常のWebサーバーを使用する場合などはこちらを選択します。
注)[SureStream]を選択した場合、複数のエンコード帯域をふくむことになりますので、作成されるファイルサイズも大きくなります。元データにもよりますが数100KBオーダーです。
- 準備が整いましたら、RealAudioファイルに変換してみます。
10.の画面における[Recoding Controls]にある[Start]ボタンを押して変換を開始。
(途中で止めるときは[Stop]ボタンを押して中止)
- 変換が終了したら、[Recoding Controls]にある[Play]ボタンを押して再生をしてます。
(RealPlayerが起動し再生が開始されるはずですが、再生されない場合は変換して作成されたRealAudioファイルをダブルクリックして再生をしてみてください)
- うまく再生が行われたら、変換操作は完了です。