RealAudio、RealVideo、そして、SMILによるRealMedia配信の際のちょっとしたコツを解説。
- メタファイルの作成
RealMediaをストリーム再生するときに必要になるのが、この『メタファイル』です。
メタファイルは、Windowsに標準添付されている「メモ帳」などのプレーンテキストエディタで作成します。(SMILファイルを作成するときと同じですね。)
- テキストエディタを起動
- 新しいテキストファイルを作成し、RealMediaファイル(RealAudio、RealVideoなど)への絶対パス(URL)を一行記述する。
(それぞれの設置環境に合わせてください)
======= ここから =======
http://www.xxx.ne.jp/~yyy/zzz.rm
======= ここまで =======
※通常のWebサーバーに設置する場合は、[http://www.xxxx.ne.jp/~yyy/zzz.rm]
RealServer5.0に設置する場合は、[pnm://www.xxxx.ne.jp/~yyy/zzz.rm]
RealServerG2に設置する場合は、[rtsp://www.xxxx.ne.jp/~yyy/zzz.rm]
- 上記のように絶対パス(URL)を一行記述したら、適当な名前をつけて保存する。
このときのファイル拡張子は、.ram にすること。
ただし、テキストエディタによって、.txt となってしまう場合は .txt で一度保存したあとで、ファイル名の変更により拡張子を変更することで可能です。
- 作成したメタファイル(.ram)を特定のHTMLからリンクすれば完成!!
- メタファイル使用による連続再生
上記「メタファイルの作成」では、1つのRealMediaファイルへの絶対パス(URL)を記述しました。
このメタファイル内に複数の『RealMediaファイルへの絶対パス(URL)』を記述することで、複数のRealMediaファイルを連続再生させることができます。
======= ここから =======
http://www.xxx.ne.jp/~yyy/zzz1.rm
http://www.xxx.ne.jp/~yyy/zzz2.rm
http://www.xxx.ne.jp/~yyy/zzz3.rm
======= ここまで =======
この様にすることで、zzz1.rm、zzz2.rm、zzz3.rmを連続再生できます。
- SMILファイルへのリンク
SMILファイルをWebページに直接リンクを張り、RealMediaを実行しようとしたとき、RealPlayerが起動せずにSMILファイルの内容がブラウザ内に表示されてしまうことがあります。
これには2つ原因が考えられます。
1.Webサーバー側にMIMEタイプ設定がされていない
2.ブラウザ側にMIMEタイプ設定がされていない
1.の場合は、インターネット・サービス・プロバイダにMIMEタイプ設定を依頼するか、可能であれば各人にてMIMEタイプ設定を行う必要があります。
2.の場合は、各自お使いのブラウザにあわせて設定する必要があります。
基本的には、RealPlayerG2をインストールすることで自動的にMIMEタイプ設定が行われるはずです。
ブラウザ側の設定変更が良く分からない場合は、RealPlayerG2を一度アンインストールし、再インストールしてみてください。
[MIMEタイプ設定の内容]
application/smil .smi .smil
MIMEタイプ設定を確実に行うことで、SMILに記述したRealMediaファイルを再生することが可能になりますが、これらの設定環境に依存しない方法もあります。
最近ではほとんどのインターネット・サービス・プロバイダにおいて、メタファイル(拡張子.ram)のMIMEタイプ設定が行われています。
そこで、SMILファイルもメタファイルを利用して配信する方法です。
メタファイルの作成方法は前記と同様です。
======= ここから =======
http://www.xxx.ne.jp/~yyy/zzz.smi
======= ここまで =======
これを[smil.ram]などとファイル名を付与してWebページにリンクを張れば完了です。